tidaスピリチュアルRadio

今日もRadioからポップにスピリチュアルな物語が聴こえてきます

平和を願う

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邪魔してすみません。

こんにちは、らじおです。

 

わたしは20代の頃、長い間ヨーロッパへ放浪の旅に出ていました。


これはフランスのパリで生活していた頃のお話。


パリにはアンバリッド(Invalides)というナポレオンが眠る軍事博物館があります。


黄金のドームが美しく、いかもにヨーロッパの有名な歴史建築物って感じなのですが、もともとはルイ14世の命で傷病兵を看護する施設として17世紀に建設されたものです。

 

ここには建物と同じ名前の地下鉄の駅があるのですが、ここでわたしは背筋が凍る体験をしたのでありました。。。


「それはある日の深夜、、、」って書き始めたいところですが、真っ昼間の出来事です 笑


パリの地下鉄は古い歴史があり、構内はそれなりに古びています。


ライトが暗かったり、壁に薄気味悪い落書きがあったり、ちょっと怖い人がたむろっていたり、、、


昼間にこの駅を利用していたわたしは、ちょっと散歩しようと普段使わない出口から出ることにしました。


これが失敗のもと、、、 

 

普段あまり使う人がいない不便な出口だったようで、通路は薄暗くいつまでたっても出口が見えてきません。。。


いつの間にか地下通路を歩いているのはわたしだけになっていました。。

 

気味が悪いなって思い始め、やや早歩きになります。。


自分の足音が構内に不気味に響き、「あー早く出口に着いてくれー」って気が滅入り始めたときです。


ダダダっ!後ろから誰かが走ってくる音が聞こえてきたんです。

 


驚いて振り向いた瞬間、血だらけの兵隊さんがこちらに向かって走ってくるのです。

 


「ひえっ~」って、わたしは猛ダッシュで逃げます。

でも足音が追ってくる。。。


無我夢中で出口までたどり着き、階段を猛ダッシュで上ったらアンヴァリッドが目の前にありました。。

 


あっそうだった、、、ここは怪我をした兵隊さんを看護する施設だった~。


早く手当してもらいたかったんですよね、、、邪魔してごめんなさい。

 


あの兵隊さん、、いつの時代の方だったのでしょうか。


戦争のない時代がいつの日か訪れることを願うばかりです。

 

#スピリチュアル

#不思議な話

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