当たり前の日常に感謝〜。
こんにちは、tidaです。
スピリチュアルから少し離れたお話をひとつ。
わたしは高校2年生の夏から1年間アメリカの東海岸にある州立高校へ留学しました。
中学にあがって初めて英語を習い始め、知れば知るほど楽しくて、いつしか本場の英語を学びたいと思うようなりました。
わたしはあまり後先考えずにその時の感情で決めてしまったり、好きなことや興味があることには時間も惜しまず熱中してしまうタイプで、留学も「やってみたい!」と思ったらもうそこに向かって一直線!的な感じでした。
ありがたいことに両親も協力してくれて、夢の実現を果たします。
アメリカ行きが決まってから、渡米後に日本や沖縄のことを紹介できるようにと勉強しました。
歴史や文化、食について…などなど。
知らないことだらけで、外にばっかり目が行ってるんだなと実感しました。
沖縄は小さな島なので都会に憧れを抱いたり、早く親元から離れたいとか、そんなことをいつも考えていました。
でも、いざ沖縄を離れ遠く離れた場所で生活してみると、家族や友人の存在、沖縄の人や空気の暖かさ、自然の美しさ、日本人の穏やかな性格、そしてなにより日本食の繊細な味付けの安心感を思い出す 笑笑。
細かいことひとつひとつに有り難みがあって、恋しくて泣けてくることばかり。
これらは離れてみないと気付けなかったことでした。
最初の半年間は、全く通用しない英語力+留学生だからと言って特別扱いなんて一切ない環境について行けずに毎日歯を食い縛って勉強していました。
何度泣きながら実家に電話したことか。
でも、途中で帰るという選択肢はありませんでした。自分で決めた道だから。
1年間死にものぐるいで頑張って、単位交換の為の単位も無事取得して帰国しました。
留学で得たものは語学力だけではなく、感謝の気持ちを持つことの大切さ、離れてみて初めてわかった故郷の魅力、家族や友人の存在の大切さ、日本人であることへの誇りでした。
人生16年目にしてその辺りを悟った私は、えらく肝の座った女子高生になり復学しました。
ちょっとやそっとのことでは全く動揺なんぞしません。
自分でも、「私、こんな人じゃなかった」と思うほどに。
留学時代に経験して得たものはその後の人生の基盤となっていきました。
今当たり前にあることが明日は当たり前ではなくなっているかもしれない。
離れてみて(失ってみて)初めてその大切さに気づく、そんな経験をしたからこそ、当たり前の日常に感謝の気持ちを持つことの大切さを今日も感じているところでした。
#スピリチュアル